【レビュー】夜景撮影の新兵器。吸盤カメラマウント「デルキン Fat Gecko」購入。
SonyILCE-6000 + SEL1670Z / 16.0mm / F8.0 / ISO200 / 5sec
最近ハマっているビルからの夜景撮影。
このような撮影で綺麗な写真を撮るためのポイントはふたつ。
1.ノイズがでないようにカメラのISO感度をできるだけ下げる
2.手前から奥までシャープに写すためにある程度以上絞る(F8以上)
上記2点を守ろうとすると、適正な明るさを得るためにシャッタースピードは必然的に長くなります。
だいたい5秒~10秒は必要でしょうか。場合によってはもっと・・・
そうすると当然、カメラを手持ちでは撮れませんのでしっかりと固定することが必要になります。
通常は三脚を使用してカメラを固定します。
が、ビルの展望台などでは三脚が使用禁止の場所があったりします。
また、三脚が使用可能でも、ガラスの前に手すりなどがあって窓のすぐそばに三脚を置くことが難しい場所もあったり。
カメラがガラスから離れると映り込みを防ぐのが難しくなります。
そういうわけで三脚が必ずしも万能ではないので、こんなアイテムを買ってみました。
デルキン Fat Gecko 2点支持マウント 吸盤式カメラマウント DDFG-SCTN
吸盤のついたカメラマウントです。
この吸盤を窓ガラスにくっつけてカメラを固定しようというわけです。
これなら三脚禁止の場所でも、三脚じゃないから悪くないもん! ということ。
※場所によっては「どんな方法でもカメラを固定することを禁止」している場合もあるので事前の確認は必要です。
実際に使用してみるとこんな感じです。
ガラスに直接つけられるので設置の自由度が高く(撮影者の目の高さにカメラを持ってこれる)、ボールジョイントが2つあるためレンズ先端がガラス面ギリギリになるよう調整するのも簡単です。
耐荷重は2.7kgのため、ミラーレスなら余裕。(上の写真のカメラ+レンズで700g程度)
ただ、過信はできないので撮影中はずっとストラップを首にかけていました。
この吸盤カメラマウントの難点はふたつ。
ひとつは、ボールジョイントの固定時にちょっとだけ「お辞儀」すること。
構造上、どうしてもマウントのロッドとカメラの角度が直角にならないのでカメラとレンズの重みがお辞儀する方向にかかりやすいです。
ただ一旦固定してしまえば撮影中にずれることはありませんでした。
もうひとつは、振動。
ガラスが振動しているのか?原因はわかりませんが、どこからか振動をひろってきます。
広角だと気になりませんが望遠だとシャッタースピード3秒くらいからブレが目立ちます。
この振動については固定の方法やガラス窓の状態によって変わりそうなので必ずしも発生するとは言えませんが・・。
以上、難点もありますが三脚が使えないような場所では手持ちで撮るよりはるかに便利。
あと、三脚よりも小さく軽いので持ち運びやすいのもいいですね。
ということで、これからは撮影場所に合わせて三脚と吸盤を選んで夜景撮影を楽しもうと思います。
デルキン Fat Gecko 2点支持マウント 吸盤式カメラマウント DDFG-SCTN
- 出版社/メーカー: デルキン
- メディア: Camera
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